2009年 05月 20日
すっかり横溝ファンになりました |
ここ数週間で、推理小説を立て続けに読んだ。
きっかけは松本清張の『ゼロの焦点』で、図書館でふと手にとって借りたのが思いの他面白く、それがきっかけで大学時代以来の「推理小説ブーム」がやって来た。
……が、長編を数作品読んだところで、はやくも飽きが来た。
本当に面白い推理小説は、ごく一部らしい。
あーそういえば、大学時代にも同じことを思って読まなくなったんだった…。
トリックがどうこうの前に、文学作品、読み物として魅力がないとどうにもならない。
最後に読んだのは特にそれがひどくて、話に全然入って行けず、「別に誰が犯人でもいいよ」と思ってしまった。高校生が学校の授業で訳したような平板な翻訳も大いに足を引っ張った。
日本人の作品でも文章が下手なのがあり、本と自分との間に薄い膜があるような感覚になった。文字を目で追っていると後頭部がズーンと重くなってくる(伝わりますかね)。
さて、面白かったのはなんといっても横溝正史の『獄門島』。
横溝正史は、ストーリーテラーとして天才だと思う。僕は「天才」という言葉はめったに使わないことにしているが、ここでは使う。
『獄門島』とか、『八つ墓村』とか、『犬神家の一族』とか、タイトルからしてセンス抜群だ。謎を解く探偵の、「金田一」という名前もしかり。他の作家は、まずそこでスベっているのだ。記憶に残らない、インパクトの弱い名前だったり、ひどいのになると、なんて読んだらいいのか分からない名前まである。センスないよ。
横溝氏には、特殊な才能が一つある。
読者に強烈な、もの凄いインパクトを与える映像が頭に浮かぶという才能だ。
他の作家との最大の違いはそこかもしれない。彼の作品が数多く映画化されているのも当然である。
いやー、それにしても面白かったな、『獄門島』。
きっかけは松本清張の『ゼロの焦点』で、図書館でふと手にとって借りたのが思いの他面白く、それがきっかけで大学時代以来の「推理小説ブーム」がやって来た。
……が、長編を数作品読んだところで、はやくも飽きが来た。
本当に面白い推理小説は、ごく一部らしい。
あーそういえば、大学時代にも同じことを思って読まなくなったんだった…。
トリックがどうこうの前に、文学作品、読み物として魅力がないとどうにもならない。
最後に読んだのは特にそれがひどくて、話に全然入って行けず、「別に誰が犯人でもいいよ」と思ってしまった。高校生が学校の授業で訳したような平板な翻訳も大いに足を引っ張った。
日本人の作品でも文章が下手なのがあり、本と自分との間に薄い膜があるような感覚になった。文字を目で追っていると後頭部がズーンと重くなってくる(伝わりますかね)。
さて、面白かったのはなんといっても横溝正史の『獄門島』。
横溝正史は、ストーリーテラーとして天才だと思う。僕は「天才」という言葉はめったに使わないことにしているが、ここでは使う。
『獄門島』とか、『八つ墓村』とか、『犬神家の一族』とか、タイトルからしてセンス抜群だ。謎を解く探偵の、「金田一」という名前もしかり。他の作家は、まずそこでスベっているのだ。記憶に残らない、インパクトの弱い名前だったり、ひどいのになると、なんて読んだらいいのか分からない名前まである。センスないよ。
横溝氏には、特殊な才能が一つある。
読者に強烈な、もの凄いインパクトを与える映像が頭に浮かぶという才能だ。
他の作家との最大の違いはそこかもしれない。彼の作品が数多く映画化されているのも当然である。
いやー、それにしても面白かったな、『獄門島』。
