「今年の汚れ、今年のうちに」ではないが、年末だし、ブログのネタもあるだけ出してしまおうということで、久しぶりに『英語の発音を考える』シリーズの更新。
これで最終回にしようと思う。理由は2つ。
《理由その1: 読者がいないorz》
何年もこのシリーズを書いてなかった理由もここにある。世の中に英語の発音について書かれたページが多すぎて、僕のブログなんて箸にも棒にもかからない。月に数人が通り過ぎて行くだけなのである。
《理由その2: これ以上重要なポイントがない》
おそらくこれから書くことが英語をネイティヴのように発音するための最大のコツなのである。
さて、いきなり結論を言ってしまうが、
英語の母音を発音するには、舌の"後ろ"を使う。具体的には、舌の後ろ3分の1あたりに調音点(articulation point)が来る感じだ。そして、その両サイドがほんの少し緊張する(母音によって異なる)。
とにかく、舌の奥の方というか、後ろ側を使っているのである。そこが日本語と決定的に違う。
例えば、日本語で「イー」と発音する時は舌の前側3分の1あたりに調音点が来る。簡単に言うと「舌の前の方で音を作っている」感じがする。
それに対し英語の/i:/はもっと後ろ、日本語の「ウー」に近い場所で作っているのである。
これを発見したのは実は最近で、2010年4月のことだ(メモが残してある)。車の中でポール・マッカートニーの"Live and Let Die"を聴きながらいい気分で一緒になって歌っていた時に(誰でもやるでしょ!)その感覚が突然舌に現れた。
分かってみれば、なんという事はない。発音する時、舌の意識を日本語の時より後ろにズラすだけなのだ。
・・・・・・・・・
これに気づいた人が日本に何人いるだろうか。
大学で英語音声学の授業を取ったが、その先生はおそらくこれを知らなかっただろう。知っていれば話したはずだ。
長いこと英語の発音を自分なりに研究してきたが、これを発見するまでの僕は、言ってみれば「カレールーの入っていないカレー」を作っていたようなものだ。一番大事な、味を決定づける素材が入っていなかったのである。
ある程度まで上手くなったという自負はありつつも、「何かが足りない」とずっと感じていたのはこれだったのだ。
最後にワンポイントアドバイスだが、この感覚をつかむには、舌をアッカンベーと出した状態で/i:/を発音してみるといい。
ほとんどの人は「コイツ何言ってんの?」でしょうけど……(-_-;)
0:32の"die~"が「発見」した所。Thank you Paul!
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